2008年8月アーカイブ

前回に引き続き、毎日新聞に思う事、徒然。
タイトルは(しょく・まいにちしんぶんにおもう。)と読んで欲しかったりする。

さて、相変わらず普段新聞を読んでないと思われる人々の攻撃が続いているようだが、
これによって、良質な記事迄抹消される様にならない事を祈ってみる。

一部を持ってして、全体を叩くのは、中国たたき、朝鮮たたきと同じ
ありふれた手法だと思うがその点を指摘したコメントが少ないと思うのは気のせいか。

それはさて置き、いくつかこの件を追っていて気がついた事。
自分が毎日新聞に何を求めているのか。

そもそもこの会社の特徴は、ガバナンス(内部統率)という言葉が存在しないほどに無政府的なことであって、まともな社論もなければまともな組織もない。ガ バナンスがないから、異様なぐらいに天皇制を攻撃する変な記者がいたり、今回の事件でもオーストラリア人記者が上司の目のないところで低俗記事をまき散ら していた。要するに社員の大半は上司の命令など無視して、自分のしたいことを好き勝手にやっているだけなのだ。

しかしそうしたガバナンスの欠如は、悪いところであるのと同時に、良いところでもある。毎日が調査報道に強く、新聞協会賞を数多く受賞しているのは、そうやって好き勝手な記者たちが自分のやりたいことをやり続けている結実でもあるからだ。

毎日新聞社内で何が起きているのか(上)

この記事を読んで色々と納得がいった。
自分が毎日新聞に求めているのは調査報道に代表される、深く踏み込んだ記事の一群だ。
国際面に関しては特にこの傾向がはっきりすると思う。

読売新聞の場合は逆に外国通信社の報道を鵜呑みにして垂れ流す事しかしないから
速報も遅れるし、情報も極端に少なくなる。

この違いはどこから生まれるのかと思っていたのだが、毎日新聞の場合、
単に現場の記者が好き勝手やっていただけなのだろう。

また、毎日新聞の全社を通しての偏りが少ない事も評価していた。

何の事は無い。
単に社内統制がとれていないだけだったのだろう。
社内に右もいれば左もいる。革新も居るし、保守も居る。
それぞれが好き勝手に記事を書いていただけなのだと。

産經新聞は逆に統制がとれすぎていて少々不気味である。
やはり、入社直後に思想を強制されるのだろうか。

何にせよ、自分としてはこの毎知に新聞の特徴は無くなってほしくないと思う。
そうでなければ大本営発表だけを強制的に読まされる、戦前の日本と同じように
なってしまうと思う。

なるべく視点は多く。報道に求める一番重要な事である。

P.S.
中国国内で餃子の中毒がでた事を読売新聞がすっぱ抜いた。
これに対して、政府のリークだろうと突っ込んでいる人が居た。
心の底から納得した。

だんだん、大本営発表が増えてくるな。

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