2010年5月アーカイブ

今日は趣を変えて。
先日のTwitterで少しつぶやいていたのですがタイムリーな話題が上がったので
それに関連してエントリーを起こしてみます。
先日日本の技術者はどのようにあるべきかとの話がTwitterで上がりました。
ハードウェアもOSもミドルウェアも、そしてクラウドまで押さえられ
環境はすべて海外勢に依存しその掌の中で揺蕩うのが正しい道なのかと。
ある意味正しい選択だとは思うのですが、そこで終わるものでは無いのではないかというのが自分の考えです。

道具として使う以上、その選定を正確に行おうとするとレビューを行う以上同等のものを作れるだけの力が
必要なのではないかなと。

また、実際の所、そのプロダクトを作っている会社の国籍は他国であったとしても
そこで働いている人たちはその国の人とは限らないのが現実なんではないかなと。
gitにしろ、grubにしても、Linuxカーネルコミッターにしても日本人がいっぱい働いていますよね。
日本人も中国人もアメリカ人もカナダ人も韓国人もインド人もスウェーデン人も
いろんな国の人が働いてよってたかって作っているイメージなので
個人として考える場合は活躍する場も多いのではないかなと。
また、海外に出ていかなければ活躍する場所がないというのであれば、
世界中のみんなでよってたかって作れる場が日本にあればよいのではないかなと。
日本にはネットワークも、ITの環境も、夜歩いても平気な安全も、口をつけて飲める水があふれている水道も、
安全な食料も多少のお金もそろっています。
こんな環境の良いところであって、仕事として面白い環境があれば世界中から人ややってくると思うのですよ。
足りないのは企業マインドとそこで働く人たちの意識だけなのではないのかなと。
もちろん、「内」と「外」で他人との距離感を判断する日本人の気質にそのような場を作ることの難しさは
理解しているのですが逆に言うと意識を変えるだけでその空間は作ることができるのではないかなと。

そんな中での楽天の公用語英語化の話です。
自分は言語学を先行していたこともあり、言葉の問題には敏感です。
また、第二言語習得が人によっては非常に困難であることも理解しています。
(言語運用能力の高い人であれば逆に第二言語習得が難しいことも含めて。)
しかし、もし上記のようなマインドで英語化も決めたのであれば色々な意味で期待できるのでは無いでしょうか。
日本という場所で世界中の人がよってたかって新しいプラットフォームができてくる。
そしてそれを世界中に向けて発信するようになる。

考えただけでも楽しいですよね。

昔、学生の頃、指導教授に

「タイ人と日本人が仏教徒の頭で英語で議論をする。」

というたとえ話を聞いたことがあります。

言語って思想の一部なので宗教観や観念の影響を非常に受けます。英語はキリスト教圏の言葉です。
英語をネイティブばりに自在に扱おうとするならばキリスト教の発想も学ばなければなりません。
しかし共有言語として用いるのであれば上記なようなことも可能なのだよなと
その時は目から鱗が落ちる思いで聞きました。

 

日本から世界へ。
しかしそれは昔言われていた日本人が世界に行くではなく
日本以外の人が日本にやってくるという意味でつかわれるのであれば
これから先も楽しい日が待っているかもしれません。

 

ブログを書くまでが勉強会です。
とどなたかが言ったのでblogを書くまでやってみます。

 

本日はCasanndra勉強会を開催してきました。
本当は自分は今日はスピーカではなくて裏方周りのUst担当をしようかなと
思っていたのですが、本日急に本来のスピーカーが参加できなくなり急遽自分が
発表することになりました。結局機材もない、何より実況用のPCが発表に
使われることもありUstは中止。期待していた方済みません。

本日話してきた内容はCassandraの構造シリーズから「ConsistencyLevel」
局所的な話では合ったのだけれども質疑応答も含めて
色々濃い話ができて楽しかったです。一応発表したスライドを載せておきます。

次回は6/3を予定しています。
詳細が決まり次第告知しますのでよろしくお願いします。

とりあえずやってみたレベルでしたのでつたない部分も多かったかと思いますが
自分自身楽しめたのでよかったとします。
また次回よろしくお願いします。

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